【パチンコ歴史】パチンコに大きな変化!?~新要件(91年基準)~

今回は、「【パチンコ歴史】パチンコに大きな変化!?~新要件(91年基準)~」を紹介いたします。

 

 

今回紹介するのは、1991年基準とも呼ばれる「パチンコ新要件」についてです。これを知ることで、懐かしのパチンコ記事もより面白くなる!?

 

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~新要件(91年基準)~

今から30年以上も前のお話です。1990年8月30日に国家公安委員会規則「遊技機の認定及び型式の検定に関する規則」が改正され公布、同10月1日に施行されました。

 

いきなり頭の痛くなる単語が並んでいますね。簡単に説明しますと「パチンコの規則が変更になることを1991年8月30日にお知らせします。なお、有効になるのは10月1日からです。一ヶ月前に伝えましたから、知りませんでしたは通用しませんよ(にっこり)」ということです。

 

以下、新規則や禁止事項をまとめてみました。

特徴1 オマケ付きデジパチや一発台が禁止に!?
その1 オマケ付きデジパチや一発台とは?
その2 何がダメだったの?
特徴2 最大払い出しが15個に!?最大継続回数が16Rに!?
その1 最大払い出しや継続回数の変更とは?
その2 これらを組み合わせるとどうなるの?
特徴3 普通電動役物の登場!?
その1 普通電動役物とは?
その2 どんな使われ方をした?

 

 

 

特徴1:オマケ付きデジパチや一発台が禁止に!?

その1 オマケ付きデジパチや一発台とは?

パチンコに大きな革命をもたらした初代フィーバー。なんと大当りするとVゾーンに入賞し続ける限り、店がストップをかけるまで延々と出玉を吐き出したそうです。打ち止め数も5000個や10000個など過激でした。

 

 

あるホールでは、フィーバーした客がその場で亡くなったとも言われています。そんな過激な射幸心を煽りまくりのフィーバー機は規制をされることになります。最大出玉は10R×10Cの最大1300個までと牙を抜かれてしまいました。もちろんメーカーとしても、人気も下がっていくフィーバー機を何とかしなくてはなりません。

 

そんな窮状を救ったのがオマケ付きデジパチの登場です。オマケ付きとは、大当りで開放するアタッカーや羽根の端に玉が当たり軌道が変わる。その玉は普段は入ることのない入賞口へ導かれて、アタッカー以外でも出玉を増やすことが出来ました。

 

最近の機種ですと、本来の大当り出玉にプラスアルファする意味では平和のゴチ装置が近いかもしれません。これがオマケ付きデジパチで、一回の大当りで2000-4000個ほどを獲得することが可能になりました。さらに、保留玉連チャンする機種もあり、朝から大人気でした。

もう一つ、この時代のパチンコを支えたのが一発台です。滅多に入賞しない当たり穴へ入ると、チューリップが開放したり魔な部品が引っ込んだりして、新たなルートが生まれます。そしてチューリップの先端に弾かれた玉が次々に入賞口へ。打ち止めの声がかかるまで出玉を吐き出し続けます。スーパーコンビが火付け役だったと記憶しています。

 

 

 

その2 何がダメだったの?

どちらもパチンコ人気を支えた機種が多数ありました。過激さもパワーアップしていきます。しかし、お上が見逃すはずありません。オマケ付きデジパチも一発台も規制されてしまいます。では、何がダメだったのでしょうか?簡単ですが以下に内容をまとめてみました。

項目 内容
1 極端釘曲げはけしからん
役物に弾かれて出玉を稼ぐのはけしからん
とにかく射幸心を煽るのがけしからん

などお怒りになりました。そうしてオマケ付きデジパチも一発台も消え行く運命となったのです。

 

 

 

特徴2:最大払い出しが15個に!?最大継続回数が16Rに!?

その1 最大払い出しや継続回数の変更とは?

もちろん締め付けだけではなく、規則緩和も追加されました。簡単ですが緩和内容を以下にまとめてみました。

項目 内容
1 払い出しの最大個数が「13個から15個」にアップ
大当りの継続回数が「最大16ラウンド」

※なお、羽根物は初回のV入賞もカウントされるので、最大15ラウンド

 

 

 

その1 これらを組み合わせるとどうなるの?

この新規則によりデジパチは一回の大当りで「15個×10C×16ラウンド=2400個」の払い出しを得られるようになりました。数年前のパチンコが2400個を強調していたのは、この最大個数のことでした。低迷期の1300個から大幅にアップしました。

 

しかし、よくよく考えてみると3000個以上も出る可能性があったオマケ付きからはダウンしているんですよね。この狙いは調整によってバラつきのあった出玉を統一するためだったようです。

 

同様に羽根物も「15個×10C×15ラウンド=2250個」の払い出しが可能となりました。それまでの羽根物は500個前後の出玉でした。羽根物の出玉がデジパチ並みになった、物凄いことです。ところが、この出玉アップは素直に喜んではいられませんでした。それはまた、別の機会に。

 

 

 

 

特徴その3:普通電動役物の登場!?

その1 普通電動役物とは?

何やら難しい言葉ですが簡単に言えば「電チュー」のことです。この電チューは単なる出玉部分ではなく、デジタルスタートに使うことも出来ました。

 

 

「次回までの確率変動機」に採用することで、実質的な連チャンを実現することもできました。また、電チューを連チャンに絡める機種もあり、ゲーム性幅が一気に広がりました。

 

 

もちろんデジパチだけではなく羽根物や権利物に使われることもあり、パチンコに大きな革命をもたらしたと言っても過言ではないでしょう。

 

 

その2 どんな使われ方をした?

電チューの主な使われ方としては、次回大当りまでの玉持ちやスタートでした。変わった使われ方をした機種を、いくつか紹介します。

 

 

「ニューモンロー(西陣)」

画像 内容
残念ながらパチンコ事業の廃業となった西陣。この機種では左肩にある入賞口に入ると中央下部にある電チューが開放。2チャッカーになっており、一回目の開放で拾われた玉はV入賞の大チャンス。通常の1チャッカーからの大当りは厳しい機種でした。

「カクテルA(大一)」

画像 内容
1/240のデジパチですが、確変機能もありません。しかし電チューは連チャンさせるために存在しました。大当り中に電チュー開放のためのサブデジタルが当たると保留4個目で連チャンしたのです。確率は1/100で、大当り中はフルオープンさせることで連チャン率を高める攻略法がありました。

「エスケープ2(大一)」

画像 内容
またまた大一の機種です。大当り確率は1/280と厳しいのですが、1357で大当りすると2468の大当りまで確率変動となりました。この機種の電チューには貯溜機能があり、確変中は大当り乱数と同調しやすい仕組みになっており、早い大当りや連チャンを誘発していました。

 

1991年の改正は、その後のパチンコに大きな影響を与えました。 これらを総称して「新要件」と呼ばれていました。間もなくスマパチも本格的に導入が始まります。果たして新要件機のように後世に大きな影響を与えるのか、注目ですね。

 

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回は、「【パチンコに大きな変化!?】~新要件(91年基準)~」をご紹介させて頂きました。常に規制との戦いであるパチンコ業界。個人的には音量と台枠のおもちゃ、重量規制をしてほしいですね。

 

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今回は、「【パチスロ懐かしい機種】あの頃は熱かった!?衝撃的だった4号機~まとめ一覧表~」をご紹介させて頂きます。 本記事は懐かしい4号機のまとめ記事となります。あなたの懐かしい機種を教えて頂ければ記事にさせて頂きます。ぜひあなたのコメントください!

 

 

最後までご覧いただきましてありがとうございました。

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作成者:枠下蒼7

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